今日は受水槽や高置水槽を管理する上で毎月や定期的にする点検として重要なポイントを紹介します。
・水槽の周辺は清掃で整理、整頓されていますか。
・水槽にひび割れや水漏れはありませんか。
・周囲に汚染の原因となるものはありませんか。
水槽内に沈積物や浮遊物はありませんか。
・マンホールの蓋は防水密閉型できちんと鍵がかかっていますか。
・マンホールの防水パッキンはいたんでいませんか。
・オーバーフロー管や通気管の防虫網はついていますか、またいたんでいませんか。
こういった点に注意しながら、受水槽や高置水槽を点検されるといいと思います。
皆さんこんにちは。
昼間は大分と暑くなってきましたね。
朝と夜の寒暖差が激しいので、体調管理にはお気をつけください。
本日は排水枡についてご紹介します。
排水枡とは数種類ある点検口(枡)の総称です。
排水枡は、排水管と排水管を接続するために使用されるもので、
家やお店から出てきた排水管と道路に流す排水管を合流させたりする働きがあります。
また排水の逆流を防いだり排水に含まれる油分やゴミを分離したりすることができる排水枡もあります。
放置しておくと配管に汚れが蓄積していき、悪臭や配管のつまり、ハエやゴキブリ発生の原因になります。
半年に一度の清掃は必要となります。

直結増圧給水方式・・・水道本管から建物に引き込まれる給水管に貯水槽を経由せず
ブースターポンプを取り付けて給水する方式
ポンプを設置して13年が経ちポンプの異音と制御の不具合で更新することになりました
上はその時の画像です
10年以上経過している場合はユニット(ポンプ、制御盤など全部)の交換がいいと思います。
不良箇所だけ交換しても、すぐに他の部品が悪くなって・・・ということがよくあります。
ブースターポンプを1年に1回は点検をして消耗部品を交換していれば
寿命も延びますし、快適な状態で水も使用できます。
車と同じようにメンテナンスが必要な機械です
受水槽は設置されている建物の生活水などをまかなっています。受水槽の中に貯めてある水はほとんどの場合は問題ないのですが、中には管理やメンテナンスが行われていないものもあるので、不衛生な状態である事もあります。
まず受水槽は1年に1回は必ず槽内も含めた清掃や水質検査を行わなければいけないと法律で定められています。
受水槽自体が古いと内壁が剥がれたり錆たりの劣化が進み、水に不純物が入る可能性があります。
受水槽清掃作業を行った直後も、槽内の汚れ等が微妙残っている可能性が高いので、この場合も不衛生です。
ほとんどないケースではありますが、極端に水の使用率が低いと長く滞留している水が存在してしまうので、これも衛生面で良いと捉えることはできません。
使わない日は絶対にないと言えるほど普段から頻繁に使う水ですから、定期的なメンテナンスをはじめしっかりと管理の行き届いた状態に受水槽を保つ事が大切です。
皆さんこんにちは。
ヒノキの花粉症に悩まされるのも、あと少しですね。
昨日の天気予報では、明日(14日)から花粉が少なくなってくるみたいです。
さて本日は「安全帯(墜落制止用器具)からフルハーネスへ」を紹介します。
労働安全衛生法(安衛法)が改正され、2019年2月1日から施行されました。
代表的な変更があります。
・「安全帯」から「墜落制止用器具」に名称が変わった
・6.75m(建設業では5m)以上のところではフルハーネス型安全帯を使用しなければならなくなった
・フルハーネス型安全帯を使用するには、特別教育の受講が必要になった
建設現場で働いている方は、フルハーネスがもう当たり前でしょうね。

給水の水質検査について
建築物(不特定多数の使用、利用の)の飲料水は1週間以内に1回塩素濃度を測定して管理しています
そして1年に2回、上記の表の項目を検査しています
温度の高い時期(6月1日から9月30日の間)には消毒副生成物という人体に悪影響を及ぼすトリハロメタンなども検査します
そして飲み水を貯めておく水槽を1年に1回は清掃してください
清掃時の貯水槽内部の点検や揚水ポンプ、加圧ポンプの点検も実施しましょう
受水槽(FRP製)は一般的に15〜20年ほどの耐用年数です。この15〜20年の5年の差は受水槽のメンテナンスや保守点検などの予防保全を行なっている場合と、そうではない事後保全のみの場合によって変動します。
メンテナンスの種類は様々であり、水槽本体の点検清掃から槽内に貯めてある水の検査などもあります。
安全な水を供給先に供給し続けるには、適切なメンテナンスと周期などを把握し、計画的にメンテナンスを実施していく必要があります。
受水槽本体や周辺機器の劣化や機能低下が発生してからの修理・修繕を行うという事後保全は出来るだけ避けたいものです。
皆様こんにちは。
花粉症が酷く、毎日苦しんでおります。
さて本日は配管について、いくつかの種類をご紹介します(配管なくしては、生活はできません。)
・水道管の代表、塩ビ管(塩化ビニル管)です
錆びない、耐食性、耐薬品性、軽量で安価と、とても優れています
・塩ビライニング鋼管
機械的強度が高い、防食性、摩擦係数が低い
工業用に使用される事が多いです。
・銅管
耐食性、耐熱性、錆びない
塩ビ管に比べると、高価ですね。
・合成樹脂管(華僑ポリエチレン管、ポリブデン管)
可とう性が有り、施工性が抜群です。
今は合成樹脂管が主流ですね。

飲料水の入った水槽です
屋上に設置されていて重力で水道配管から水が出てくるというシンプルな方式です
この画像の水槽は設置されてから40年くらい経っています
紫外線にさらされて樹脂が劣化してガラス繊維が浮き出てきて(ガラスが飛散して)不衛生です
内部、外部を補修するということもできますが
新しい水槽に交換した方が良さそうです
加圧給水ポンプ、水槽の点検など貯水槽清掃の際には実施してください
ポンプやタンクの延命や突然の断水の予防のために
配管の劣化要因として代表的な腐食ですが、腐食にも様々な種類に分かれます。
全面腐食といって配管全体の表面が腐食し、錆を発生させるか減肉していくものがあります。
局部腐食は、文字通り表面の一部分のみ腐食が進行し他の部分はあまり腐食しません。この局部腐食からもさらに種類に分かれていき、現象は多岐に渡ります。
配管の種類によっても腐食の仕方や原因などは様々なのですが、最も腐食しやすいのは継手などの接続部です。
次回は配管腐食への対策についてお話します。